いろいろな会議
1月は多くの案件の提出期限が多く、また、同時に、会議がやたら立て込んでいます。 お客様との会議だけで、一日にトリプルヘッダー(2時間×3回)とかをこなすと、くたくたです。書面を書くよりも会議をするが疲れる気がするのは、会話というものが常に脳みその即時の反応を必要とするからでしょうか。 しかし、知財・法務・社長・役員・研究者・マーケ・創業者などいろいろな方がお越しになるし、お客様も製薬会社・バイオ企業をはじめ、製剤企業・化粧品企業・食品企業・医療機器企業・ソフトウエア企業などなどいろいろで、内資・外資を問わず、巨大なグローバル企業から、日本の先発製薬企業から、上場を果たしたバイオ企業から、できたばかりのベンチャー企業まで、本当にさまざまな方が訪ねてきてくださり、感謝に耐えません。 先日は、顧問先の某上場バイオ企業の代表取締役の方が来られて、幾つかの案件についての知財戦略に関する現状分析を行いました。たたき上げで上場を果たした代表取締役の方は、なかなかユニークでバイタリティもあって面白いものです。 さて、一般にバイオ企業はグローバル展開をするステージが早く来るため、また、この分野では、機能や性質で記載されたクレームが多いため、グローバルでのFTOの確保その他のために、グローバルでの係争案件が増加しやすいわけです。 我々は、常にクライアントにとっての費用対効果を意識しており、仕事を無理に造ることは断じてないのですが、いろいろなお客様のいろいろなご相談を受けていると、どうにも勝てそうにない、また、勝った時の実益も疑わしく負けた時の損失の方がはるかに大きい案件を代理人があえて引き伸ばしているように感じる事案もあります。 弊所(私?)は、草食系というか、基本的にはクライアントにとっての費用対効果を意識して、また、ただでさえ忙しいので、あれもこれもやりましょうとは提案しないことを心掛けており、しかし、ご相談を受けた場合に、虫歯や癌ではないですが早めに対応せずに放っておいて後手後手になると大きな問題になるようなときや逆にもう工夫戦略を挟むと大きなリターンになりそうなときには積極的なアドバイスをするようにしているのです。 しかし、上場バイオ企業とはいえ、必ずしも知財面が整っているとは限りませんので、もっとグローバル戦略に積極的・包括的に関与させていただく...