クラスメート
ある朝、職場に思いがけない一本の電話。
大学のクラスメート。M君。
懐かしさがこみ上げてくる。自由に生きていた時代が蘇る。
あれから20年近くも経っているなんて!!
また会おう、なんてごまかさず、その日のランチを共にする。
20年ほど前、M君は、都会的でとても洗練されていて、僕は、田舎者のへなちょこ。ある意味、憧れの存在。
最初は少しだけぎこちなかったかもしれないけど、ばらばらに過ぎた時間の隔たりは、すぐに氷解する。
あの頃は、永遠と続くような毎日を過ごしていたけど、お互いに世界が広がったいま、あと何回会えるのだろう。どんなに忙しくても、また、会いたいと思う。