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いずれか早い(遅い) A or B, whichever comes first (later)

特許実務でよく使う表現で、「A又はBのいずれか早い方」、「A又はBのいずれか遅い方」という表現があります。
例えば、「医薬品の場合の「特許発明の実施をすることができなかった期間」は、臨床試験を開始した日、又は特許権の設定登録の日のうちのいずれか遅い方の日から、承認が申請者に到達した日、すなわち申請者が現実にこれを了知し又は了知し得べき状態におかれた日の前日までの期間である。」

A or B, whichever comes first
A or B, whichever comes later

と訳するのがお決まりの表現です。

この応用編としては、以下があります。

違う動詞として、
, whichever occurs first
でもいいです。

違う動詞として、be動詞にして
, whichever is later
でもいいです。

また、受け身でも当然よくて、
, whichever is filed first
でもいいです。

また、whicheverを形容詞的に用いて、
, whichever event occurs first
でもいいです。

時間の前後だけではなくて、
, whichever is less
, whichever is shorter
, whichever is greater
, whichever is more favorable
などでもよいわけです。




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