2012年度から後発医薬品の公定価格(いわゆる薬価)が、引き下げになる方向で検討
日経新聞によると、2012年度から後発医薬品の公定価格(いわゆる薬価)が、引き下げになるとのこと。
現在は、公定価格が、基本的には、新薬の7割だが、6割程度に下がる方向で議論されているとのこと。
メリットは
・薬価差(公定価格と仕入値の差)がさらに解消される(医薬分業につながる)
・医療費の抑制につながる(健康保険組合も財政状況が悪いところも多い)
・後発品会社の競争を促す
デメリットは、諸刃の剣で、
・下げ過ぎると、逆効果で、後発品会社の収益を圧迫し、後発品会社の参入競争が難しくなる
・薬価差がなくなり、病院経営を圧迫するおそれもある
といったところでしょう。
そうすると、先発も後発ももっている先発メーカーは、どちらにふれても、うまくかじ取りができるかもしれない。