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冷静な現状分析の必要性



ワールドカップの準決勝で、ホームで1-7で歴史的大敗を喫したブラジル。。。

プロ野球の野村監督も「勝ちに不思議の価値あり、負けに不思議の負けなし」といっていますが、名言かと思います。

敗因は色々あるのだろうけど、やはり、そのような結果に至った原因を、「当事者」は冷静に分析しないといけないでしょう。ここまでの大敗に、単に「頑張りました。でも負けた。運が悪かっただけ。」、では、「当事者」としては、今後に繋がらないのだろうと思います。。。

(もっとも、一部のサッカー「評論家」があれこれ分析するのには閉口するときもあります。ここは、当事者と評論家の違いでしょう。)。

さて、「評論家」はともかくとして、「当事者」としては、冷静な現状分析が必要だとしても、「当事者」はなかなか「冷静に」現状分析をすることが困難だったりもします。なぜなら、ときに、自己批判という辛い作業を伴うからです。

しかし、この点、ネイマールが、インタビューで、はっきりと、現状分析をしています。これには衝撃を受けました。。。

 「(欧州では)すべての練習が真剣に行われている。ブラジルは違うんだ。より練習をしているけど、少しだらけているときもある。ブラジル人はそうなんだ」

プロ中のプロのネイマールが、世界的な強豪チームであるブラジルについて、練習でだらけていることがあり、その差が、欧州との差になっていると分析しています。彼が自分たちのサッカーを本気で見直したら、そう思うに至ったということなんでしょう。もちろん、負けるためにだらけている選手なんて一人もいない、だけども、それでもなお、今後進化するためには、そこを認めないといけない、ということなんでしょう。

我々も、お客様の案件を預かるプロとして、自分たちの仕事に、結果的にみて、甘えや隙がないか、今一度、ひとりひとりが、冷静な現状分析をしなければいけないと思う。。。プロ中のプロのネイマールでさえ、そうしたように。。。

リラックスという美名のもとに、(一生懸命やっていたつもりでも、)結果的にみて、注意力・集中力が欠けていたといわざるを得ない、しょぼい仕事をしていないか、しばらく自問を繰り返したいと思います。

頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
電通鬼十則のこの言葉を再度、心に刻もうと思います。



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