ファイルルームの造作
特許事務所は、案件ファイルがたくさん増えていきます。
執務室にまで、とりかかっている案件のものではない案件ファイルが執務室にまでせり出してくると導線が悪くなるので、案件ファイルをしまうスペースを設けました。
こういうスペースはとかく、退屈で野暮なスペースになりがちなのですが、事務所の大事なスペースです。そこに案件ファイルを戻しにいったり、取りにいくことが、少しでも心地が良いようになるように、工夫を試みました。
ファイルスペースの壁は概ね、グレーのものです。グレー一色ではなく、コンクリート的な雰囲気の手触り感のある壁にしました。でうっすら赤系統の風合いが溶け込んでいるものとしました。これだけでもよかったのですが、せっかくなので、一部の壁に10センチ程度の凹凸をつけて、そこに、(勝手にアクティブルーと呼んでいる)落ち着いた青系統の壁色を差し色として配色して、光をいれました。
少しでも快適なものになるように、心を込めて知恵をしぼりました!概ね好評のようで、うれしく思います。