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決断すること


経営者の重要な役割の一つとして、決断することがあります。

そして、考え抜いて決める決断について、当然ながら、理解されないこともあるかもしれません。決断について、外野から批判することほど、簡単なことはありません。

それでも、考え抜いた上で、直観を踏まえて、決断していくのが仕事なわけです。

もちろん、弁理士業務と異なり、経営の場合、常に、「正しい」決断をすることは不可能です。そして、何が「正しい」ということ自体、そもそも観念し難いわけです。ユニクロの柳井社長は、1勝9敗でよいとさえしています。またソフトバンクの孫正義社長は、絶対に「正しい」と確信するタイミングに至って決断していはいけないないとしています。いくつかの決断には、スピードが求められるわけです。

なんて考えていたら、敬愛する某H所長も同じことを述べられていました(こちら)。


もちろん、決断する場合には、その前提としては、多面的に捉え、色々な方の意見も聞くというプロセスを経ることも多いです。

私の場合、よく業界の方の意見をお聞きします。経営者にしかわからない部分については、経営者の方にお伺いしますが、経営者ではない企業や事務所で働いている友人・先輩・後輩の話を聞くことも多いです。もちろん、他の業界の経営者の方とお話しをすることも多いです。後は、父親の意見もよく聞きます。40年近く、業界は違えども、事務所経営をしていたので、その多くの経験に触れることは、非常に有益です。メンターにもコーチングにもなりますし、何を聞いても何時間でもつきあってくれますし、同じ質問を何度でも、できそうですし、頼りになります。


決断することは、辛いことだけど、しなければいけない仕事なわけです。そうしなければ、競争の激しい世界で、勝ち残ることはできないでしょう。我々が毎年二桁成長するには、理由が無いわけではないと思います。もちろん、決断するだけではだめで、(すぐには理解できなくても、)「とりあえずやってみよう」、と思ってくれる仲間が多くいるから、できるわけです。

色々な事務所の話を聞くと、うちの経営者(陣)は、「常に正しい決断をしていない」などと、批判している人もいるそうですが、わかっていないというか、残念な方と思われるだけのようです。20代はそんなのでもいい気もしますけど。。。







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